正直に言うと、最初はうまくいくと思っていました。タイ女性と出会い、付き合い始めたときは、お互いに新鮮で楽しくて、多少の違いなんて気にならなかったんです。むしろ「違うから面白い」とすら思っていました。
ただ、結婚をして一緒に生活を始めてから、その“違い”が少しずつ現実的な問題として見えてきました。今振り返ると、あのときもっとちゃんと話しておけばよかった、と思うことがいくつもあります。
時間の感覚を軽く考えていた
一番最初に戸惑ったのは、時間の使い方でした。自分はどちらかというと時間にきっちりしているタイプで、待ち合わせも仕事も「遅れないのが当たり前」という感覚です。
でも彼女は違いました。約束の時間になってもまだ準備中ということもあり、「あと少し待って」と言われることが何度もありました。最初は軽く流していたのですが、それが何度も続くうちに、正直イライラすることも増えていきました。
ただ、後になって気づいたのは、彼女にとってはそれが普通だったということです。悪気があったわけではなく、単純に時間に対する感覚が違っていただけでした。
お金の話を後回しにしてしまった
もうひとつ大きかったのが、お金の話です。付き合っているときに少しは話題に出ていたものの、「結婚してからゆっくり決めればいいか」と深く話し合わずに進んでしまいました。
結婚後、彼女が家族に仕送りをしていることは知っていましたが、その頻度や金額について具体的に共有していなかったため、生活費のやりくりで思った以上に余裕がなくなりました。
こちらとしては「聞いていなかった」という気持ちもありましたが、よく考えれば、自分がきちんと確認していなかっただけなんですよね。このときはさすがに反省しました。
「言わなくてもわかる」は通用しなかった
日本にいると、「察する」という文化があるので、多少は言葉にしなくても伝わることがあります。でも、国際結婚ではそれはほとんど通用しませんでした。
自分は不満があってもあまり言葉にしないタイプだったのですが、彼女からすると「何も言わない=問題ない」と受け取られていたようです。その結果、自分の中で不満だけが溜まっていく形になってしまいました。
あるとき思い切って話したところ、「なんで今まで言ってくれなかったの?」と言われてしまい、ハッとしました。伝えないことは優しさではなく、ただのすれ違いだったんだと気づいた瞬間でした。
うまくいくために必要だったこと
こうした経験を通して一番感じたのは、「違いをなくそうとするのではなく、理解しようとすること」の大切さです。時間の感覚も、お金の考え方も、家族との関係も、どれも間違いではなく、その人にとっての普通でした。
もし最初に戻れるなら、もっと具体的に話し合っていたと思います。生活費のこと、家族との関係、将来のイメージ。少し踏み込んだ話をするだけで、後のストレスはかなり減らせたはずです。
まとめ
タイ女性との国際結婚は、楽しいことも多い反面、想像以上に現実的な課題もあります。ただ、それは特別な問題ではなく、違う文化で育った二人が一緒に生活する以上、自然なことでもあります。
大切なのは、違いにぶつかったときにどう向き合うかです。少しずつでも話し合いを重ねていけば、関係は確実に良くなっていきます。自分の経験が、これから国際結婚を考える方の参考になれば幸いです。



